リオティント 3D印刷用途へ新世代の鉄粉を開発


24 May 2021

リオティントは、カナダ・ケベック州ソレルトレーシーにあるリオティント・フェル・エ・チタン(Rio Tinto Fer et Titane, RTFT)の金属工場で、3D印刷用の鉄粉の開発、試験に成功しました。

今回開発された水アトマイズ鉄粉は、3D印刷技術の金属部品製造への利用に大きく道を開くものです。

RTFTは、顧客のニーズに合わせさまざまな等級の3D印刷用の高性能の付加粉末を生産しています。

リオティント・アイアン・アンド・チタニウムのマネージング・ディレクター、ステファン・ルブランは次のように述べています。「50年以上鉄鋼粉末を製造してきたRTFTの工場で、3D印刷用の新世代の鉄粉を開発しました。北米最大級の水アトマイズ噴霧装置で生産したこの新しい鉄粉は、成長の著しい3D市場において、競争力の高い積層造形用材料となるでしょう」。

ソレルトレーシーにあるリオティントのクリティカル・ミネラルズ・アンド・テクノロジー・センターは、世界有数のポンプとバルブのメーカーで工業用積層造形の先駆的企業であるドイツのKSB SE&Co社と共同で、この3D印刷用鉄粉の新素材の開発と性能評価試験をおこなってきました。リオティントのソレルトレーシーの施設で使われる業界初の溶銑鋳造設備用のものなど、本格的な工業用部品の製造、試験はすでに実施済みです。

ご参考

3D印刷技術は、小規模な部品生産において、製造期間が短く費用対効果が高い、設計の自由度が高い、廃棄物量が少ないなどの長所があります。従来型の製造やサプライチェーンにあるいくつかのステップが不要となり、炭素排出削減にも貢献します。

RTFTはカナダ・ケベック州のノースショア、アーヴル=サン=ピエール近くのラック・ティオ地区で露天掘りのイルメナイト鉱山を操業しています。ここで産出される鉱石は同州ソレルトレーシーにあるRTFTの金属工場で高品質の酸化チタン原料、銑鉄、鉄鋼、金属の生産に使われます。同鉱山とその関連施設は1,600人以上を雇用しています。

RTFTはイルメナイトから鉄を除去するプロセスの先駆的企業で、ケベック州で70年以上操業しています。近年は顔料製造者向けの酸化チタン含有量の高いスラグを生産するUGS生産工程の開発、マーケティング、調整に力を入れています。

RTFTのクリティカル・ミネラルズ・アンド・テクノロジー・センターは1967年に設立され、プロセス改善の研究と新製品開発をおこなっています。同センターは最先端の機器類や、誘導結合プラズマ発光分光分析装置、X線回折装置、原子吸光分析装置、画像分析装置、走査型電子顕微鏡、粉末冶金試験室などの特殊機器類を備えています。

リオティントについて

リオティントは、ロンドンとニューヨークの証券取引所に上場するRio Tinto plcとオーストラリア証券取引所に上場するRio Tinto Limitedからなる二元上場会社で、英国に本社を置いています。国際的大手鉱業グループとして探鉱、鉱業と鉱物資源の加工を主たる事業とし、鉄鉱石、アルミニウム、銅、ダイヤモンド、金、産業用鉱産物(ホウ砂、酸化チタン、塩他)など、人類の進歩に必要不可欠な製品を供給しています。オーストラリアと北米を重要な拠点とし、南米、アジア、欧州、アフリカなど世界で事業をおこなっています。日本はリオティントにとって最も重要で長期にわたる取引パートナーのひとつです。

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