日本での当社の活動は、1920年にアメリカ・カリフォルニア州からの最初のホウ酸塩の出荷が始まったときに遡ります。
世界が必要とする素材を、責任ある形で提供する
August-September 2022
2022年9月、リオティントは2050年までにネット・ゼロを実現するために必要な革新的グリーンエネルギー技術の早期市場創出を目指す「First Movers Coalition(FMC)」に参画しました。このイニシアティブは、世界経済フォーラムと米国政府が主導し、アルミニウム、航空業界、化学、コンクリート、海運、鉄鋼、トラック輸送など、世界の二酸化炭素排出量の30%を占めるセクターの主要グローバル企業が協力し、脱炭素化に取組むためのプラットフォームです。低炭素社会への移行は、リオティントの事業戦略の中核であり、その成功にはバリューチェーン全体にわたる大規模な変革が必要であると考えています。特に海運、トラック輸送、航空分野においては自社用燃料としてゼロエミッション燃料をより多く購入、または使用するサプライヤーを活用することで持続可能なサプライチェーンの構築に貢献していくことを約束します。
詳しくは英語リリースをご覧ください。
リオティントは2022年7月にフォードモーターカンパニーとフォード車に使用されるバッテリー原料および低炭素原料における持続可能で確かなサプライチェーンを共同開発する覚書を締結しました。また、2022年9月にはボルボ・グループと脱炭素化における戦略的パートナーシップを構築するための覚書を締結しました。 ボルボ・グループとのパートナーシップでは、リオティントが責任を持って生産した低炭素原料やソリューションを提供することで、同社の顧客に対する持続可能な自律走行ソリューションの提供を可能にし、一方、リオティントはボルボ・グループによる自律運搬EVトラックの試験運用を通じて、オペレーションにおける脱炭素化に取り組みます。リオティントはこれらのパートナーシップを通じ、RenewAl™や二酸化炭素を排出しないELYSIS™の製錬技術により生産されたアルミニウム、ASI認証を受けたアルミニウム、Copper Mark認証を受けた銅など、責任をもって生産された低炭素原料の供給を強化し、さらには電池用リチウムの供給など製品開発の機会を協力して調査し、鉱山からショールームにいたるまでバリューチェーン全体での持続可能なネット・ゼロの未来への貢献に協力していく予定です。