ローブリバー・ジョイントベンチャー ウェスト・アンジェラス鉄鉱山の新規鉱区開発に733百万米ドルを投資


2025/10/08

リオティント、三井物産、日本製鉄は、ローブリバー・ジョイントベンチャーとして、西オーストラリア州ピルバラ地域に位置するウェスト・アンジェラス鉄鉱山の新規鉱区開発(以下「ウェスト・アンジェラス延長プロジェクト」)に総額733百万米ドル1(リオティント持分:389百万米ドル)を投資することを決定しました。

本プロジェクトは、ウェスト・アンジェラス鉱山における新規鉄鉱石鉱床の開発を目的としており、州政府および連邦政府から必要なすべての許認可を取得済みです。

新鉱床の開発により、ウェスト・アンジェラス鉱山の年間生産能力(3,500万トン)が維持され、今後も長期にわたり操業が継続される見込みです。

リオティント鉄鉱石部門CEOのマシュー・ホルツは次のように述べています:「ウェスト・アンジェラス延長プロジェクトは、三井物産、日本製鉄との強固なパートナーシップ、そしてインハワンカ族およびナラワンガ族との協働に基づいて進められています。」

「ウェスト・アンジェラス鉱山は、2002年の操業開始以来、リオティント鉄鉱石事業の中核を担ってきました。今回の許認可取得により、同鉱山への継続的な投資が可能となり、今後も高品質で信頼性の高い鉄鉱石を世界中のお客様へ安定的に供給していきます。」 

リオティントは、インハワンカ族およびナラワンガ族と緊密に連携し、文化遺産および環境の保護・管理を目的とした社会文化遺産管理計画(Social Cultural Heritage Management Plans)を共同設計しました。

本プロジェクトでは、既存のウェスト・アンジェラス鉱山の処理設備を活用しつつ、新たなインフラ施設および22kmの鉱石運搬道路の建設が含まれます。

新鉱床で採掘された鉱石は、自律走行無人ダンプトラックによってウェスト・アンジェラス鉱山ハブへ輸送される予定であり、初回出荷は2027年を見込んでいます。

建設期間中には約600名の雇用が創出され、操業開始後はウェスト・アンジェラス鉱山拠点において約950名のフルタイム相当の雇用が維持される見込みです。

ウェスト・アンジェラス延長プロジェクトは、リオティントがピルバラ地域において進める代替鉱山開発プロジェクトの一部であり、これらのプロジェクト群は合計で約1億3,000万トン2の年間生産能力を支えるものです。

また、世界最大級かつ高品位の未開発鉄鉱床であるローズ・リッジ鉱床についても、初期年間生産能力4,000万トン、2030年の初回出荷を目指し、予備的なフィージビリティ・スタディが順調に進行しています。

ローブリバー・ジョイントベンチャーについて
ローブリバー・ジョイントベンチャーは、リオティント(53%)、三井物産(33%)、日本製鉄(14%)の共同事業です。1972年にパナウォニカ近郊のローブバレーで操業を開始、2002年にはウェスト・アンジェラス鉄鉱山の操業を開始し、2022年には設立50周年を迎えました。

1 金額は特に記載がない限り、すべて米ドル・100%ベースでの表記です。本プロジェクトに係る資本支出は、リオティント・グループの代替資本支出ガイダンスに既に含まれています。

2 生産能力の達成時期により変動する可能性があります。代替プロジェクトには、2025年6月6日に開所式を行ったウェスタン・レンジ、2025年3月6日に発表されたブロックマン・シンクライン1、2025年6月24日に発表されたホープダウンズ2、本プロジェクト(ウェストアンジェラス)、およびナマルディ鉱山が含まれます。

リオティントについて:
リオティントは、世界35カ国で事業を展開する大手資源会社です。鉄鉱石、銅、アルミニウム、リチウムなど、人々の生活に不可欠な鉱石や金属を生産し、二酸化炭素排出量のネットゼロを実現するために、世界が求める素材をよりよい形で提供しています。リオティントは、日本にとって金属・鉱物の最大のサプライヤーの一社であり、低炭素社会の実現に向け、最も重要なパートナーとして長年にわたり信頼関係を深めてきた日本の企業との取り組みを強化しています。

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