リオティント 2025年度第3四半期生産実績を発表


2025/10/14

リオティントは、2025年度第3四半期の生産実績を発表しました。

リオティントのCEO、サイモン・トロットは、今期の生産実績に関し次のように述べています。

「安全は常に当社の最優先事項です。シムファーの鉱山現場におけるモハメド・カマラ氏の痛ましい死亡事故に深く哀悼の意を表するとともに、今後の事故を防ぐため、事業全体で学びを深めてまいります。この事故は、グループ全体で安全について深く見つめ直す重要な機会となりました。

資産のパフォーマンス向上にも注力しています。ボーキサイト事業およびオユトルゴイ銅プロジェクトでは、2四半期連続で生産記録を更新しました。オユトルゴイの坑内鉱区拡張は順調に進んでおり、今年の銅生産量は50%以上の増加が見込まれています。  

ピルバラでは、年末に向けて力強い着地を目指しています。成長プロジェクトも順調に進行しており、ギニアのシマンドゥ鉱山では10月にシムファーの鉱山から鉄鉱石の初積載を開始し、鉄道および港湾への輸送が始まりました。 

2025年の生産ガイダンス達成に向けて順調に推移しており、今四半期にはボーキサイトの見通しを上方修正しました。中期的な生産成長に向けた体制も整っており、今後も操業の卓越性、事業の簡素化とパフォーマンス・投資の規律を通じて、さらなる株主価値の創出に取り組んでまいります。」

  • 8月27日、事業の簡素化とさらなる株主価値の創出を目的として、新たなオペレーティングモデルと経営陣を発表しました。事業部門構成は鉄鉱石、アルミニウム&リチウム、銅の3つの事業に再編され、ホウ素およびアイアン・アンド・チタン事業は戦略的見直しの対象となっています。
  • 銅換算生産量は、全事業における力強いパフォーマンスが要因となり、前年同期比9%増となりました。
  • 銅の生産量は、オユトルゴイの坑内鉱区拡張の進展により、通年の生産ガイダンスの上限達成に向けて順調に推移しています。ケネコット鉱山は今四半期も計画通りの操業を維持しており、選鉱工場および製錬所では主要な定期保守作業が順調に開始されました。
  • ピルバラ地区の鉄鉱石事業では、2019年以来2番目に高い第3四半期出荷量を達成しました(前四半期比6%増)。鉄鉱石鉱山代替戦略の一環として、ウェスト・アンジェラスの新鉱区開発プロジェクトは、10月に豪州政府から必要なすべての承認を取得しました。
  • アルミニウム&リチウム事業では、アムランを中心としたボーキサイト事業における運営の卓越性により、通年のボーキサイト生産ガイダンスを上方修正しました。
Production1 2025年第3四半期 前年同期比 前期比
ピルバラ鉄鉱石出荷量 (100%ベース) 百万トン 84.3 ―% +6%
ピルバラ鉄鉱石生産量(100%ベース) 百万トン 84.1 ―% ―%
ボーキサイト 百万トン 16.4 +9% +5%
アルミナ 百万トン 1.9 +7% +4%
アルミニウム2 百万トン 0.86 +6% +2%
銅鉱石 千トン 204 +10% -11%
酸化チタンスラグ 百万トン 0.3 -1% -3%
IOC3鉄鉱石ペレットとコンセントレート 百万トン 2.3 +11% -6%
酸化ホウ素換算 百万トン 0.1 +2% -3%
1特に記載のない限り、リオティントの持分
2アルミ新地金のみを含む
3Iron Ore Company of Canada

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