リオティント、新たなオペレーティングモデルと経営陣を発表


2025/08/27

リオティントは本日、会社の次なる成長を形作るための新たなオペレーティングモデルと経営陣を発表しました。今回の変更は、組織の簡素化と効率化を図り、説明責任を強化するとともに、安全で持続可能かつ収益性の高い成長を推進することを目的としています。長期的な株主価値の創出に向け、最も有望な機会に集中して取り組みます。

本日より、リオティントは事業部門構成を鉄鉱石、アルミニウム&リチウム、銅の3つの世界水準の事業に再編します。この明確な体制とリーダーシップにより、各事業は顧客への卓越したサービスの提供と競争優位性の最大化を実現し、成長の機会をとらえると同時に、多様な事業ポートフォリオからの恩恵を享受することになります。

鉄鉱石事業は、リオティントの全ての鉄鉱石事業を統合し、マシュー・ホルツが鉄鉱石部門CEOとして指揮を執ります。統合されたポートフォリオには、西オーストラリアの鉄鉱石事業、カナダのアイアン・オア・カンパニー・オブ・カナダ、そして新規となるギニアのシマンドゥ鉄鉱石事業も含まれます。これにより、既存事業で確立された実績とシマンドゥの可能性を融合し、安全のベストプラクティス、先端技術、最良の操業経験を共有することで、より強固なグローバル事業を構築します。

リチウム事業は、ジェローム・ペクレスの指揮のもと、アルミニウム部門に統合されます。新たなグループは、大西洋アルミニウム事業、太平洋アルミニウム事業、リチウム事業の3部門で構成され、プロセスとダウンストリームに焦点を当てた事業を統合します。これにより、アルミニウム事業で成果を上げているSafe Production Systemなどの生産性向上施策を共有し、効率的な運営が可能となります。

銅事業は、ケイティ・ジャクソンの指揮のもと、世界的なエネルギー転換の流れを捉え、モンゴルのオユ・トルゴイの増産、米国ケネコットの操業安定化に注力します。また将来の選択肢として、米国のレゾリューション・プロジェクトやチリのNuevo Cobreとの提携などを推進していきます。

リオティント最高経営責任者サイモン・トロットは次のように述べています: 「安全への揺るぎないコミットメントを基盤とし、最も有望な機会に焦点を絞った簡素化された事業構造は、運営の卓越性と価値創出において新たな基準を打ち立てることを可能にします。より明確な説明責任と集中をチームにもたらし、操業パフォーマンスと資本投資に対するより規律あるアプローチを支えます。」

「今年は堅調な業績を達成し、中期的な生産成長の見通しも順調に進んでいます。今後は、資本と人材を最大のリターンが見込める領域に集中させ、さらなる株主価値の創出に注力していきます。」

「マット・ホルツがグローバル鉄鉱石事業のリーダーとして新たな役割に就くことを歓迎します。彼は20年以上にわたる国際的な鉱業経験を持ち、現在はピルバラ地域で18の鉱山を監督しています。リオティントの価値観を体現するリーダーとして、安全基準、パフォーマンス、地域社会との強固なパートナーシップを推進する上で理想的な人物です。」

主要製品事業以外では、ホウ素およびアイアン・アンド・チタン事業がチーフ・コマーシャル・オフィサーの管轄に移管され、同事業の戦略的見直しが行われます。見直しの結果については、適切な時期に情報を更新します。見直し期間中も、これらの事業は安全かつ収益性の高い運営を継続し、顧客への責任を果たします。

これらの変更に伴い、シネイド・カウフマンは2025年10月末をもってリオ・ティントを退社します。

サイモン・トロットは次のように述べています: 「シネイドが30年近くにわたり会社に貢献してくれたことに深く感謝しています。1997年に英国で地質学者として入社して以来、石炭事業の売却やリチウム事業の立ち上げなど、さまざまなコモディティでリーダーシップを発揮してきました。彼女は多くの同僚にとって信頼される存在であり、メンターでもありました。今回の変革を進める上での彼女の支援には、特に感謝しています。」

また、チーフ・エグゼクティブ・オーストラリアの役職は終了し、渉外関係およびステークホルダー対応は新設されるHead of Australiaに移管されます。ケリー・パーカーは移行期間中、サイモン・トロットのもとで現職を継続し、円滑な引き継ぎを行います。

サイモン・トロットは次のように述べています: 「ケリーは、リオティントがオーストラリアで困難な時期を乗り越える中で、変革を牽引するリーダーでした。彼女は誠実さと勇気を持ってこの取り組みに臨み、地域社会とのより良い関係構築に向けた重要な教訓と実践を社内に根付かせました。彼女の献身と24年間にわたる貢献に心から感謝しています。」

詳しくは英語リリースをご覧ください。

リオティントについて:

リオティントは、世界35カ国で事業を展開する大手資源会社です。鉄鉱石、銅、アルミニウム、リチウムなど、人々の生活に不可欠な鉱石や金属を生産し、二酸化炭素排出量のネットゼロを実現するために、世界が求める素材をよりよい形で提供しています。リオティントは、日本にとって金属・鉱物の最大のサプライヤーの一社であり、低炭素社会の実現に向け、最も重要なパートナーとして長年にわたり信頼関係を深めてきた日本の企業との取り組みを強化しています。

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