社長あいさつ

社長あいさつ

日本において日々生活する中で、リオ ティントという名前を聞くことはあまり多くないでしょう。でも、実は、当社は人々の生活に欠かせないものを提供している会社です。生活する家、働くオフィス、そこにある家電や事務機器、移動するための車や鉄道、コミュニケーションのための各種デバイス、そしてそれらを支える電力やさまざまなインフラ設備など、現代社会に必要不可欠なありとあらゆるものは、当社が世界の複数の国で生産している金属資源なくして一つとして存在し得ません。ビルや橋梁、自動車や鉄道車両などを作るために必要な鉄の原料である鉄鉱石、原料炭とモリブデン、また飲料缶、箔、窓用サッシや自動車のホイールなどに必要なアルミニウム、そして金や銅、あるいはチタンなどの産業用鉱産物やウラン・ダイヤモンドなど、現代生活に不可欠な資源を、これまでも、そしてこれからも、絶え間なく生産し、日本へ、そして世界中に届けるべく事業を行っています。また、2012年に本社のあるロンドンで開催されたロンドンオリンピック・パラリンピックにおいては、4,770個におよぶ金銀銅メダルの全てが、当社の鉱山から提供した金属原料によって作られるなど、実は身近なところで当社の事業が貢献しています。

固い絆

リオ ティントの名は、南スペインに流れる「リオ ティント(赤い川)」が由来です。その川のほとりでローマ時代より銅を採掘していた鉱山を買収し、会社を設立してから140年以上がたちました。当社の歴史を紐解くと、その多くを日本企業と共に作り上げて来たと言っても過言ではありません。日本との長期的な信頼関係に裏打ちされたビジネスは、日本の目覚しい成長の原動力になると同時に、リオ ティントの事業の根幹となって来ました。現在、製鉄会社をはじめ、各産業のリーディングカンパニー、あるいは商社など250を超える日本企業との間で約4,200億円の資源取引がありますが、そうしたビジネスは、時代に応じてさまざまに姿を変えつつ、今後とも、日本、そして世界のさらなる発展に寄与し続けると信じております。

一方、日本との関係においては資源の輸入にとどまらず、これら資源を使用して作られた鉱山用機械、車両や鉄道レール、船舶などが、再び世界各地にあるリオ ティントの操業拠点に戻っています。リオ ティントの購入する、高度な技術力に支えられた日本製の機材や設備は、世界中のさまざまな拠点や場面で、操業に必要不可欠なものとなっています。また、リオ ティントが操業・参加する海外の事業において、複数の日本企業が合弁パートナーとなっており、お互いの緊密な協力と貢献を通じ、事業の発展を図っています。

真のパートナーとして

リオ ティントにとりまして社会貢献も極めて重要です。 ビジネスだけではなく、事業を行う地域の発展とそのための貢献にも務めており、日本も例外ではありません。 2011年3月の東日本大震災を契機に、被災により就学が困難となった東北大学生(年間30名以上)に対する10年間に及ぶ奨学金制度を、世界有数の建機メーカーであるコマツ社と共同で設立したり、被災地でアートプロジェクトを通じ子どもや社会的弱者への支援活動を展開する「ARTS for HOPE」へ協力するなど、東北の被災地域での復興活動に対する継続した支援を行っています。

リオ ティントは、常々、「安全」、「健康」、「環境」を事業における最優先事項と考えていますが、日本の顧客、サプライヤー、その他ステーク・ホルダーとは、長年に渡り、こうした理念についても深く共有できる真のパートナーシップを築き上げて来たと自負しておりますました。 リオ ティント ジャパンは、今後とも、日本とリオ ティント当社グループのこうしたパートナーシップを更に揺るぎないものにすべく、尽力することが使命と考えています。

リオ ティント ジャパン 代表取締役社長 山地 昇